ソファのにおいが気になり始めると、消臭スプレーを何本試しても根本的には解決しないことが多い。理由は単純で、におう原因が素材によってまったく違うからだ。ここでは布・革・合皮の3つに分けて、原因と対処法を整理する。
まず確認したいこと:におうのは表面か、中の芯材か
ソファの臭いは、大きく分けて「表面に付着した皮脂・汗・食べこぼしのにおい」と「クッション材の湿気によるカビ・雑菌のにおい」の2種類がある。表面のにおいはスプレーや拭き取りで軽減できるが、芯材まで湿気が入り込んでいる場合は、表面だけ対処しても数日でぶり返す。梅雨時期や、来客時に湿ったコートをかけた後などに臭いが強くなるなら、芯材側の対策が必要なサインだ。
素材別・原因と消し方
| 素材 | におう主な原因 | 試したい対処 |
|---|---|---|
| 布(ファブリック) | 皮脂・汗が繊維の奥に染み込む | 重曹スプレーを吹きかけ乾燥後に掃除機、または洗えるカバーなら丸洗い |
| 本革 | 経年による油分の酸化、汗が染みたケース | 革専用クリーナーで表面拭き取り、重曹は変色リスクがあるため避ける |
| 合皮(PUレザー) | 新品特有の薬品臭、加水分解による劣化臭 | 数日陰干しして換気、劣化が進んでいる場合は消臭では対処しきれない |
重曹スプレーの作り方と使うときの注意
布ソファに使う重曹スプレーは、水200mlに対して重曹小さじ1杯を溶かすだけで作れる。生地全体を軽く湿らせる程度に吹きかけ、完全に乾いてから掃除機で粉を吸い取る。ここで注意したいのは、生地を濡らしすぎるとかえってカビの原因になる点だ。霧吹きで表面を湿らせる程度にとどめ、風通しのいい時間帯に行うのが安全。
スチームアイロン・スチームクリーナーはどこまで効果があるか
頑固な皮脂臭には、スチームの熱で繊維の奥の汚れを浮かせる方法も検索でよく見かける。実際に試すと、皮脂汚れを浮かせる効果はあるものの、浮いた汚れを別途拭き取らないと乾いたときに逆に臭いが広がることがある。スチームをかけたあとは、乾いたタオルで押さえるように水分と一緒に汚れを吸い取る一手間が必要だ。衣類スチーマーでも代用できるが、当てすぎると生地を傷めるので同じ場所に3秒以上とどめないようにしたい。
新品なのに臭う場合は「様子見」でいい
買ったばかりの合皮・布ソファが薬品っぽく臭うのはよくあることで、製造・梱包時の臭いが抜けきっていないケースが大半だ。窓を開けた部屋に数日置いておくだけで軽減することが多いので、届いてすぐに強い消臭剤を使うより先に、まず換気で様子を見たほうがいい。1〜2週間たっても変わらない、またはカビ臭い場合は不良品の可能性もあるため、購入店に相談したほうが早い。
それでも取れないにおいは、ソファ自体の寿命かもしれない
芯材のウレタンまで加水分解が進んでいたり、長年の湿気でカビが繊維の内部まで根を張っていたりすると、表面的な消臭では対応できない。買い替えを検討する場合はマスターウォールのソファが最高!デメリットとメリットの徹底比較から分かる後悔しない選び方を解説!や家具350のソファおすすめ5選を紹介!口コミで分かるコスパの実態を徹底解説!で耐久性の高いモデルを比較しているので参考にしてほしい。手放す決心がついたら、処分方法はソファの処分方法5選|自治体・不用品回収・買取の費用相場を比較にまとめている。