観葉植物を枯らした数で言えば、たぶん人よりちょっと多い自覚がある。パキラを2鉢、ポトスを1鉢、ここ数年でダメにした。検索すると「観葉植物が枯れるのはスピリチュアル的な身代わり」みたいな話も出てくるけど、うちの場合は残念ながらそんな神秘的な理由ではなく、たいてい自分のやりすぎが原因だった。
枯らした3鉢に共通していた「良かれと思って」
振り返ると、3鉢とも枯れ方の入り口は同じだった。葉が黄色くなってきたのを見て「元気がないから」と水をさらに増やしたことだ。観葉植物の不調のサインは、水切れよりも水のやりすぎ(根腐れ)で起きることのほうが多いらしい。土が乾ききる前に次の水やりをしてしまい、鉢の中が常に湿った状態になって根が呼吸できなくなる。乾いているはずの表面の下が、実はずっと湿っていたというのがうちのパターンだった。
根腐れと水切れ、見分け方を知らなかった
当時の自分は、この2つの見分け方を知らなかった。今なら次のように区別している。
| 症状 | 水切れの可能性 | 根腐れの可能性 |
|---|---|---|
| 土の状態 | 表面も中もカラカラ | 表面は乾いていても中が湿っている |
| 葉の様子 | パリッと乾いてしおれる | ぶよぶよ・黄色く透き通る |
| 臭い | 特になし | 土から酸っぱい・カビ臭いにおい |
指を土に2〜3cm差し込んで湿り気を確認する癖をつけてから、枯らす頻度がかなり減った。
置き場所を変えただけで持ち直した鉢もある
もう一つの原因は日照と風だった。冷房の風が直接当たる出窓に置いていたエバーフレッシュは、葉がどんどん落ちて丸坊主寸前になったことがある。エアコンの風は植物にとって乾燥した強風でしかなく、置き場所を1mずらすだけで新芽が出てきた。逆に、日照不足で徒長(間延びしてひょろひょろになる)した株は、レースカーテン越しの窓際に動かしてから茎がしっかりしてきた。
部屋のどこに何を置くかで植物の調子は大きく変わる。家具の配置と合わせてグリーンの位置も考えたい人は、部屋の家具配置シミュレーション、無料でできる方法|アプリ・Web・AIツールを比較で紹介しているツールを使うと、日当たりを意識したレイアウトを試しやすい。
枯れかけの株を復活させられた基準
全部が全部、復活したわけではない。うちの経験では、幹や茎の根元を軽く押して弾力が残っている場合は復活の見込みがあり、そこがぶよぶよ・スカスカになっていたらほぼ手遅れだった。復活を試みるときは、水やりを一旦止めて土を乾かし、傷んだ葉と根を取り除いてから、一回り小さい鉢に植え替えると成功率が上がった。
結局、うちに合っていたのは「ほったらかし前提」の選び方だった
何鉢か枯らして学んだのは、几帳面に世話をするタイプじゃないなら、最初から水やり頻度が低い品種を選んだほうがいいということだ。うちで生き残っているのはサンスベリアとエケベリアで、共働きで家を空けがちな生活サイクルにちょうど合っている。多肉植物を使った部屋の飾り方は殺風景だった部屋が、多肉植物ひとつで「暮らしてる感」出た話でも書いたので、あわせて読んでみてほしい。
植物を枯らすことに罪悪感を持ちすぎなくていいと思う。原因のほとんどは水と置き場所という、あとから直せる話だからだ。