インテリアコラム 家具

古い家具のリメイクアイデア|塗装・リメイクシートでDIYに蘇らせる方法

当サイトは広告を含みます

実家から引き取った古いチェストが、色あせと傷でどうにも部屋になじまない。捨てるには惜しいし、買い替えるにはまだ十分使える。そんな家具、意外と多いのではないだろうか。今回は「捨てる」でも「そのまま我慢して使う」でもない、リメイクという第三の選択肢を、道具と費用の面から具体的にまとめてみた。

リメイクの入り口は「シート」と「塗装」の2択

家具リメイクの方法は大きく分けて2つある。難易度も費用もかなり違うので、まずここで自分に合う方を見極めたい。

1. リメイクシート:初心者が最初に試すならこちら

裏面がシールになった木目・レンガ・大理石調などのシートを、家具の表面に貼るだけの方法だ。100円ショップでも手に入り、失敗してもやり直しが利きやすいのが最大の利点になる。天板や引き出しの前面だけ貼り替えるだけでも印象はかなり変わる。

  • 必要なもの:リメイクシート、カッター、定規、ドライヤー(気泡を伸ばす際に使う)
  • 費用目安:1畳分のシートで数百円〜1,500円程度
  • 向いている人:とにかく手軽に、失敗のリスクを抑えて試したい人

2. 塗装:仕上がりの質を求めるならこちら

木製家具の場合、ラッカー塗装・ウレタン塗装・オイルフィニッシュなど仕上げの種類によって手順が異なる。もとの塗装を剥がす作業(紙やすりがけ)が必要になることが多く、シートに比べると手間も時間もかかるが、経年変化も含めて味のある仕上がりになりやすい。

  • 必要なもの:刷毛やローラー、マスキングテープ、紙やすり、塗料トレイなどがセットになった「ペイントスターターセット」が一通り揃っていて便利
  • 費用目安:小型家具1点で2,000円〜5,000円程度(塗料のグレードによって変動)
  • 向いている人:仕上がりにこだわりたい人、多少手間がかかっても納得のいく質感を求める人

傷・へこみを隠すコツ

塗装前の下処理として、目立つ傷やへこみは先に補修しておくと仕上がりが格段によくなる。木部の色に合わせた補修ペンやクレヨンタイプの補修剤を使えば、深い傷でもかなり目立たなくなる。細かい傷の補修方法については家具の修理は自分でできる?DIYの直し方と業者に頼むときの費用相場で詳しく紹介しているので、リメイク前の下準備として参考にしてほしい。

やってみて分かった、初心者がつまずきやすいポイント

実際に手を動かすとよく分かるのだが、失敗の原因は技術より「準備不足」であることが多い。

  • マスキングを甘く見ない:塗料がはみ出た部分は、乾いてからだと修正が大変。境目は面倒でもしっかり養生する
  • 一度に厚塗りしない:薄く重ねて乾かす、を繰り返すほうがムラになりにくい
  • リメイクシートは空気を抜きながら貼る:端から少しずつ貼り、気泡が入ったらドライヤーで温めて伸ばすときれいに仕上がる

リメイクに向く家具・向かない家具

すべての家具がリメイク向きというわけではない。座面と脚がフレーム一体型で構造的にぐらついているような家具は、表面をきれいにしても根本的な問題が解決しないため、リメイクより買い替えや専門業者への依頼のほうが結果的に満足度が高い。逆に、天板や扉の面積が大きく、傷や色あせが表面的な問題にとどまっている家具は、リメイクの費用対効果が高い。

「直しても使いたいほど気に入っているか」を最初に自分に聞いてみるとよい。愛着があるならリメイクの手間も楽しい作業になるし、そうでないなら無理に手をかけず、買い替えや処分を検討したほうが早い場合もある。処分を選ぶ場合の費用相場はソファの処分方法5選|自治体・不用品回収・買取の費用相場を比較にまとめている。

次の家具選びでは、最初からリメイクしやすい無垢材やシンプルな塗装の家具を選んでおくと、将来また手を加えたくなったときに融通が利く。おすすめ家具ブランド10選!ほどよくコスパがいい隠れた名ブランドを紹介!では、そうした長く付き合いやすい家具ブランドも紹介している。

古い家具に少し手をかけるだけで、部屋の印象はまるごと変わることがある。まずは目につきにくい引き出しの内側や、椅子の裏側など、失敗しても困らない場所から試してみるのがおすすめだ。

  • この記事を書いた人

taa.96

同棲を機に家具を総入れ替えして早3年。安さだけで選んで失敗した経験から、購入前は必ず公式スペックと知恵袋・レビューのリアルな声を突き合わせてから記事を書いています。良いところも悪いところも正直に。